洗顔、化粧水、美容液、保湿クリームの順番を間違えたらどうなるの?
洗顔、化粧水、美容液、保湿クリームの役割について考えたことはありますか?
日常的に行っているスキンケアルーティンは、単なるお決まりの作業になっている可能性があります。
そこで、洗顔、化粧水、美容液、保湿クリームそれぞれの役割について再考してみてはいかがでしょうか。
それまでの考えが誤解だった可能性もあるかもしれません。
洗顔には2つの種類があります。
1つは「クレンジング」で、これはメイクや皮脂の汚れ、毛穴に詰まった角栓や黒ずみなどを取り除くためのものです。
ただし、メイクを落とすだけがクレンジングではなく、角栓や黒ずみを除去することも含まれます。
もう1つは「洗顔」で、これは肌に必要のない角層や余分な皮脂、汗、ホコリなどの表面についたものを洗い流します。

クレンジングは「油性」、洗顔は「水性」と考えることもできます。
最近では、クレンジングと洗顔を一緒に行うオールインワンの洗顔製品もありますので、時間に余裕のない人や手間を省きたい人には、2度洗いをしなくても良い洗顔製品もおすすめです。
ただし、油性と水性は成分が全く異なるため、クレンジング後に洗顔を行う「ダブル洗顔」をぜひおすすめします。
薄いメイクや日焼け止めでも、これらはクレンジングでしか落とせませんので、洗顔だけでは不十分です。
特に日焼け止めは肌にしっかりと浸透するため、クレンジングが必須です。
美肌の秘訣は「ダブル洗顔」にあります。洗顔の役割は、肌を基本の状態に戻すことです。

洗顔後、何もつけていない状態の肌を「素」の状態に戻すことで、洗顔の役割は終了です。
■化粧水は、洗顔で失われた水分を補給し、肌を整える役割があります。
洗顔によって、皮脂や水分が完全に取り除かれ、肌は「素」の状態になります。
そのため、この段階では毛穴も清潔です。
まず、失われた水分を補給し、肌に潤いを与える役割を果たすのが化粧水です。

実は、化粧水にはもうひとつ重要な役割があります。それは、次に使う美容液が肌に浸透しやすくするための準備をすることです。化粧水が肌の奥まで浸透することで、次の美容液の浸透率を高めることができるのです。
美容液を使用する際、肌の奥まで成分を届けたいと思いませんか?そのためにも、化粧水は必要不可欠なアイテムなのです。
化粧水の役割は、肌に水分を補給することと肌を柔らかくすることで、美容液や乳液の浸透を助けることです。化粧水は種類も多く、自分に合ったものを選ぶことが非常に重要です。
■美容液は、スキンケアの中でも最も重要なアイテムではないでしょうか。
価格も様々ですが、良いものは使い始めてからすぐに効果を実感できるほどです。
美容液は保湿や美白、シワ対策など、さまざまな目的に合わせて使用することも重要です。
成分も様々で、保湿効果を求めるならセラミドや美白効果を求めるならビタミンC、シワ対策ならヒト幹細胞培養液などがあります。
どれも効果のある成分ばかりなので、ついつい欲張ってしまいます。
洗顔やクレンジングなら親子で同じものを使えるかもしれませんが、美容液はそうはいきません。
年齢や悩みに合わせた有効成分を含んだ美容液を選ぶことをおすすめします。
美容液の役割は、個人の悩みを解消するために非常に重要なスキンケアアイテムです。基本的には、化粧水の後に使用するのが一般的です。
■保湿(乳液・クリーム)を使用することは、洗顔によって失われた水分と油分を化粧水と美容液でしっかり補うことが重要です。

これによって肌はバランスの取れた状態を保つことができます。
保湿(乳液・クリーム)には油分と水分が適切な配合で含まれており、美容液を使用しない方でも、保湿(乳液・クリーム)を使用することで何とかなります。
しかし、保湿(乳液・クリーム)を使用しない場合にはどうなるか考えてみましょう。
使用した化粧水や美容液の成分は肌表面から蒸発してしまいます。
このことは非常にもったいないことです。
化粧水や美容液にお金をかけて高価な商品を購入しても、最終的には保湿(乳液・クリーム)を使用しないと、すべてが蒸発してしまいます。
それぞれの役割を理解していただけたと思います。

それぞれの役割は異なるので、スキンケアにおいてはすべてを十分に行うことが重要です。
若い時と年を重ねるにつれて、肌の水分量や油分量は変化してきます。
洗顔後、化粧水、美容液、乳液(クリーム)を順番に重ねていくと思いますが、それぞれのステップで肌にしっかりと馴染ませることが大切です。
特に朝は時間がない場合が多いかもしれませんが、化粧水から下地まで一気に短時間で重ね付けをするのは避けましょう。
スキンケアは、一つひとつのステップで肌に馴染ませることが非常に重要です。
化粧水が残ったままの肌では、美容液が浸透することができませんし、乳液やクリームも上手く肌に留まりません。このような状態でメイクを行うとムラやスジができてしまいます。
肌とメークが完全に一体化していないため、化粧が長持ちせず崩れやすくなります。
ベースメークを作る際には、スキンケアの効果を最大限に活かし、化粧が崩れないように注意する必要があります。
そのためには、各ステップをきちんと行うことが重要です。
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